2019年1月27日日曜日

ARCCから配当金を受領

PFF太郎です。

ARCCから配当が入金されていました。
57株分、$15.95受領しました。

PFFで受け取る配当と比べれば微々たる物ですが、PFFの配当金でARCCを購入しているため、毎月ARCCの保有数が増加しています。次回配当日には、受け取り金額も増加していると思いますので、今から楽しみです。

ARCCは年四回の配当支払日が有り、3月、6月、9月、12月に支払いが有ります。次回の配当は3月に予定されています。(但し、入金されるのは4月になると思います)



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2019年1月10日木曜日

資産運用 5000万円をどう運用する?

PFF太郎です。

当ブログへの検索流入を見ていると、資産運用5000万円で流入される方が多いようです。丁度私の資産運用額が5000万円で有り、「悩む」気持ち分かります。

資産運用1000万円以下で有れば、基本的には年齢も20~40代前後の方が多く、個別銘柄やFXで「キャピタルゲイン獲得」を目指して、資産総額を増やすことを考える方が多いと思います。

しかし、5000万円となってくると、大半の方は退職金を手にした方等、50代以降の方が多くなるのでは無いかと推測しています。今まで投資経験が無かった人が、突然大金を手にしたり、あるいはコツコツ貯金してきたら、いつのまにか資産が大きくなっていたということですね。東証一部上場企業なので真面目にコツコツ働いていると、退職する間際にはこれくらいの資産運用額になっていても不思議では有りません。

■資産運用額 5000万円の内訳

私の総資産は金融資産だけで約5000万円となり、これを全て資産運用に充てることが出来ます。しかし、まだ40代ですので5000万円全てをリスク資産に充てているわけではありません。

以下のようになっています。
 ・現金 1200万円
  内訳 - 600万円は万が一の時のための一年半分の生活費
     - 600万円は暴落時の追加投資用としてプール
 ・株式 3700万円
  内訳 - 3300万円は米国株
     - 400万円が日本株
 ・ソーシャルレンディング 150万円
  ※ソーシャルレンディングは今の取引が完了すれば撤退予定

実際の所は、運用資産の大半はPFFで有り、そこから得られる配当金をARCCに再投資するという資産運用になっています。    

■資産運用額 5000万円で感じる壁

資産運用5000万円クラスになってくると、実は結構投資先に悩むということを経験されることも多いのでは無いかと思います。

FXは投資ではなく、ギャンブルだと思いますので、高齢の方が手を出すべきでは有りませんし、そもそもFXでは資産運用は出来ないと思います。

株の個別銘柄に目を向けると、株価の安い低位株だと5000万円クラスだと買える枚数が多くなり、「買いたい時に指値で買えない」、「売りたい時に指値で売れない」という自体に遭遇する時が有ります。成り行きだと勿論買えるんですが、枚数が多くなると銘柄によっては出来高が少ないような株だと、希望額で売買するには時間がかかるような時が有り、運用のしづらさを経験するんですね。そういったことを避けるため、分散投資で複数銘柄を売買しようか?と思ったりするわけですが、10銘柄を超えて来ると、各銘柄の業績を把握するだけでも大変になってきます。

そこで、投信か?とか考えたりするわけですが、国内の投信利用者の四割が損をしているというデータを金融庁が発表しており、「人任せ」では手数料稼ぎの良いカモにされるだけというのが、分かっています。

資産運用5000万円も有れば、運用しほうだいですね!と思われるかもしれませんが、実際に到達してみると、手頃な金融サービスが見当たらないという状況になるんですね。私は悩んだあげく、前述したPFFとARCCの2つで資産運用を行っています。大儲けは期待出来ませんが、手堅く確実に増やして行けるので、再配当が上手く行けば、65歳到達時には資産運用額は1億円に到達している予定です。

私も定期的にソーシャルレンディング等新しく誕生した、投資サービスを利用したりしていますが、今の所「PFF」から鞍替えしようと思える金融サービスには出会えていません。損をしないレベルで色々試して皆さんに共有していきますので、今後共応援宜しくお願い致します。


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2019年1月8日火曜日

方向感の定まらない相場。私の取った行動は?

PFF太郎です。

大恐慌以来、実に87年ぶりの大幅下落を記録した2018年12月。年末年始にかけて市場は遂に景気減速か?と、弱気ムードが覆っていました。私が保有するPFFも一時$33.41というリーマンショック以来の安値圏となり、私の含み損もPFFだけで一時350万円に達していました。

これほどの荒れた相場は、そう経験出来るものではないと思いますので、自分の所感を記録してきたいと思います。

■相場に一喜一憂する

基本PFFは永久保有予定なので、売ることは考えていないのですが、3000万円を超える資金をPFFに投じており、含み損が300万を超えている状態ともなれば、不安にはなります。「いつかは戻る」と思っていても、GE株のように底なしに下落し、戻らない可能性だってゼロでは無いのです。「投資に絶対は無い」「過去はあくまでも過去で有り、未来を保証するものでは無い」のです。

それほど不安になっていても、利上げストップ観測も出てきて、最近はPFFの株価も戻してきており、$35を超えてきました。不思議なもので、あれほど「不安」だったにも関わらず、「安値で買えるチャンスを逃した」「また下がらないかな」と考えてしまうものなんですね。

しかも、円が一瞬とは言え104円代に突入し、バーゲンセール価格でPFFを買いまし出来るチャンスでしたから、チャンスを逃したという気持ちは正直有りました。

■方向感の見えない時に、待機出来た自分を褒めたい

結局の所、米国株全体の価格が全戻しして、「安値で買えるチャンスだった」となるのか、それとも株価は更に下落し、「待機正解だった」となるのかは、数年経過してみないとわからないように思います。

今の時点では、下落相場の要因の一つで有る米中貿易戦争は完全には解決しておらず、中国の景気減速がはっきり数値に出てき初めた状態となっており、先行きが不透明があることに違いはありません。

戻すのか、下がるのか、明確な方向性が打ち出せているとは言える状態ではなく、「戦略的に待機」出来た自分を褒めたいと思います。

下落時に購入し、底を拾えたら確かにラッキーです。しかし、根拠の無い「買い」はギャンブルです。

こういう不安定な時には、「手を出さないことも立派な投資戦略」。日々の市場の動きに一喜一憂することは有っても、行動(売買)に移すには、もう少し方向感が出てからにする。具体的には2019年の6月前後まで待ちたいと思います。各企業の通期の決算発表の結果と、Q1の決算を見てから、行動に出ても遅くはないかなと。相場のしっぽと頭はくれてやれの精神です。

大儲けする必要はなく、自分の配当計画に従ってことを進めて行く。これが私の投資ルールです。



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2019年1月7日月曜日

投資目的、イメージ出来ていますか?

PFF太郎です。

資産運用の第一歩は、現状の可視化です。次に行うべきことは、投資目的の設定とその目的達成に必要な資産額の決定です。

ところが、米国株村のランキング上位の記事を読んでいると、読者の方は投資目的をちゃんと設定しているのだろうか?と思うことが有ります。米国株村で人気が有るのは、個別銘柄の分析記事や、投資法、短期間で稼ぐHowTo的な記事が人気有るように思います。あとは大損ネタですかね。またランキング上位の方の特徴として運用資金が数千万とか、億の人が多いように思います。(本当に有るのかは不明ですが)

運用資金数十万円の人の投資方法や考察より、億単位の資産の思考を学ぶ方が良いというのは当然かもしれませんね。

■そもそも獲得したい資産の額は?

でも、ちょっと待ってください。貴方の得たい資産の額はどの程度が目標なのでしょうか。勿論夢を見るのは自由なので、五千万円でも、一億円でも十億円でも、夢を見るのは自由です。

投資は面白いですし、投資系ブログを読んでいると、ついつい自分も数億円稼ぐことが出来るんじゃないか、こんな短期間で資産を増やす方法が有るなら自分もやってみよう、とついつい本来の目的から外れていってしまうものです。

しかし、資産運用とは夢を追うのが目的ではなく、計画に従って目標に近づける行為だと私は思います。

■私の目標は65歳で年間450万円の不労所得達成

私の昨年の不労所得は238万円でした。当面の目標は50歳までに年間360万円に引き上げることです。最終的には65歳時点で年間450万円の不労所得に到達していることが私の資産運用のゴールです。

こういう明確な目標を持っていると、総資産2億円とか10億を目指す必要が無いことに気づきました。そうすると、投資スタイルは安定志向になっていくんですね。

これが、10代、20代の頃にはこういった目標が無く、ただ単に「儲けたい」という一心で株やFXをやり、新しい金融商品が出るととりあえず手を出すという状態でした。そして、FXで700万円ロスカットするに至り、一時投資から撤退していました。

もしあの頃、資産運用という概念が自分の中に有れば、ロスカットするようなことは無かったのでし無いかと思います。

良く若い人達が「高配当戦略は資金が有るシニアがやるもの」と口にしたりすると思いますが、そうでは有りません。「高配当戦略とは、時間と複利の力で予測可能な資産形成を行うこと」です。若い人ほど有利な戦略なのです。

最も、20代の人が20代のうちに1億円稼ぎたいという目標なら、高配当戦略は向いてません。レバレッジをかけてハイリスクな「投機」をするしかないと思います。

私は高卒で現在40代ですが、65歳で年間450万円の不労所得を稼ぐことは到達可能な目標だと考えています。年間450万円の不労所得が有れば現役時代と変わらない老後を過ごすことが可能です。それを達成するには、総資産2億も必要有りません。

自分の投資目的、それに辿り着くために必要な運用資産額をきっちりイメージ出来ていれば、銘柄選びに右往左往することも無くなり、相場の暴落にも狼狽えることは有りません。ましてや怪しい情報商材や金融商材にひっかかることも有りません。

総資産1億程度で有れば、時間資本の有る若い世代の人で有れば、高配当ETFを保有し続け、再投資を繰り返すことで「誰でも」達成可能な目標だと思います。

ちなみに、私のPFFを軸とした再投資計画では65歳前後で資産1億円に到達する予定です。65歳までこのブログが続いているか分かりませんが、経緯は報告しますので、生暖かく見守って頂ければと思います。

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2019年1月5日土曜日

買ってはいけない金融商品 デジタルクーポン債(仕組債)

PFF太郎です。

投資系のブログは金融商品をお勧めしていることが多いです。少し前は仮想通貨が盛んでしたし、AIを活用した自動売買(システムトレード)だったり、証券口座開設等です。これらの商材を紹介することで、読者が口座開設したり取引を開始したりすると、紹介したブロガーには紹介料が支払われます。こういった商材を紹介して紹介料を受け取る仕組みを「アフリエイト」と呼びます。

アフリエイトの仕組み自体は悪くないのですが、多くの場合紹介料を受け取るには、読者が実際に口座を開設したり、取引を開始しなければならないことが多いため「糞みたいな商材も、まるで宝石」のように紹介し、投資意欲を煽ります。投資の知識が有る人で有れば、こういったアフリエイト系の方が紹介している投資には手を出すことは有りませんが、投資知識の無い人で有れば、ひっかかってしまう例も少なく有りません。

そういった初心者の方が手を出すべきではない金融商品を「買ってはいけない金融商品トリーズ」として取り上げて行きたいと思います。

■買ってはいけない金融商品 デジタルクーポン債(仕組債)

時折証券会社から、有名企業の名前が付いた、高利率な債権の案内が来ることが有りませんか?例えばこんな感じのメールです。

年利率8.17%(税引前) アルプス電気株価連動債券

何も知らない投資家の方からすれば、アルプス電気の債権?しかも年利率8.17%!?これは申し込まないと!となってしまう方も居るかもしれませんが、良く見てください「アルプス電気株価連動債権」と有りますね。

こういった「○○株価連動債権」というような記載がされているのが、テジタルクーポン債(仕組債)と呼ばれる金融商材です。
○○の部分には有名企業や日経インデックス等、誤解しやすい名称が入っていることが多いですが、○○の部分に入っている企業とは一切関係有りません。厳密には株価のみ関係しますが、その企業が発行している債権では有りません。

では、デジタルクーポン債(仕組債)とは何でしょうか?日本証券業協会の説明を引用します。
「仕組債」とは、文字通り、一般的な債券にはみられないような特別な「仕組み」をもつ債券です。 この場合の「仕組み」とは、スワップ(※1)やオプション(※2)などのデリバティブ(金融派生商品)を利用することにより、投資家や発行者のニーズに合うキャッシュフローを生み出す構造を指します。こうした「仕組み」により、満期やクーポン(利子)、償還金などを、投資家や発行者のニーズに合わせて比較的自由に設定することができます。
良く分かりませんよね。ここがポイントです。非常に難しい説明をすることで「何か凄いものなんだ、これは」と錯覚させることが重要です。実際、証券会社や金融機関に数千万円の資金を入金していると、営業担当者から、デジタルクーポン賽の勧誘電話が有りますが、有名企業名と高い利率で関心を引き、「この高い利率を実現する仕組みが…」と続けて「難解な説明」をするわけです。

金融商品の知識の無い退職金を手にしたシニア等が標的になることが多いのですが、そういった「投資初心者」に「デリバティブ」「スワップ」「オプション」とか言われてもさっぱりわかりませんよね。しかし、ひっかかる人の心理としては、自分が理解出来ない良くわからない「難しい仕組み」だから、こんな高い利率を貰えるんだ、と誤解してしまいます。更に有名企業の名前が付いていることで、安心してしまいます。その企業は何も関係無いとは知らずに。(勿論そういう説明はされますが、人間自分の都合の良いように解釈するものです)

デジタルクーポン債(仕組債)をもう少し解説

デジタルクーポン債(仕組債)について、もう少し説明しましょう。
簡単に言ってしまえば、対象銘柄の一定期間内の株価変動幅によって、受け取る利息が変化するというものです。前述した「アルプス電気株価連動債権」の例にすると、仕組債を購入してから2年間、アルプス電気の株が当初株価(購入時に設定された株価)が105%以下~65%以上の水準で推移すれば、元本と満額の利息を受取ることが出来るというものです。

・当初株価から5%値上がりすれば早期償還
 当初の株価から5%値上がりすれば、そこで終了となり、そこまでの利息しか貰えません。
・当初株価の65%の水準を割れば、ノックイン。元本割れ。
 当初株価の65%の水準を下回れば、元本割れとなります。これをデジタルクーポン債ではノックインと呼びます。

■投資判断は自己責任

デジタルクーポン債(仕組債)は、企業の業績が良ければ即終了となりますし、下落相場では元本割れします。運良く参照企業の株価が安定していれば利息含めた満額を受け取ることは可能でしょう。しかし、昨今は株価の変動が激しいので、利息含めた満額受領することは非常に難しいと考えるべきでしょう。



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2019年1月4日金曜日

個別銘柄を買うクソダサイ投資家

PFF太郎です。

タイトルは米国株村の上位ブロガーの方が「クソダサイ」という表現を良く使っているようなので、ちょっと真似してみました。私もAAPL等個別銘柄は保有していますが、個別銘柄の比率はポートフォリオ全体の一割程度です。

■個別銘柄を買うのはクソダサイ

クソダサイというのは、時代遅れとかを現しているのでしょうか?「時代遅れ」と読み替えて頂けれはと思います。

私は長いブランクが有ったものの、投資歴自体は長く、初めて株を買ってから20年は経過しています。当時はネット証券すら普及していない時代で、当然国内でETFを買うなんて出来ませんでした。ですから、当時は株を買うということは個別銘柄を買うしか手段が有りませんでした。

しかし、個別銘柄の売買は面白いし、予想が当たれば短期間で利益が出るしとメリットは有るものの、分析(予想)は難しいです。私が個人的に一番億劫だったのが、特定企業の株を買い売却すると、「次の銘柄」を探さないといけない点でした。安い時に買って、高くなった時に売るのが基本ですから、一度売って利益確定してしまうと、資金が遊んでしまうんですよね。例えば、A株を購入してそれが20%上昇し売却したとします。次また20%上昇する株を探さないと行けないんですよ。これは実際に投資経験の有る方なら分かると思いますが、初めは面白くても数年続けていると、凄く疲弊してくるんですよ。勿論、毎回上手く行くわけではなく、損する時も有るわけですから。

そうして、売買の度に、次の銘柄を探そうかと思っても、企業の数は膨大ですから、「今買えば良い株」がそんな良いタイミングで見つかるとも限りません。

専業の方ならいざしらず、サラリーマン投資家にとって個別銘柄の売買はとても負担が大きいというのが現実です。個別銘柄しか投資手法が無い時代なら、それも仕方ないですが現在は、ETFやインデックスファンド等が充実しており、個別銘柄をポートフォリオの中心に据える意味はほぼ有りません。

今の時代に個別銘柄を保有する理由が有るとすれば、ETFやインデックスファンドの存在を知らないか(高齢者の方などには有り得る話です)、自分の分析力に自信が有り市場平均をアウトパフォームする自信が有るか、ブログを盛り上げるために暴落している株を持ち続けるか位でし無いでしょうか。

■個別銘柄購入に伴うリスク

私が個人的に感じている個別銘柄を所有するリスクを記載します。
・競争力低下、戦略ミス等による業績悪化リスク
・企業のコンプライアンス違反による株価下落リスク
・天災等による株価下落リスク
・減配、倒産、M&Aリスク
・訴訟リスク
他にも色々有ると思いますが、パッと思いつくだけでこれだけ有ります。一年の間にこういったリスクを引き当てる企業は限られているかもしれませんが、10年20、30年と長期保有するなら、長い年月の間にこういったリスクに該当する確立は高まります。名門企業とされてきたGEの業績低下や、JNJの訴訟問題等、AAPLの下方修正等、世界を代表する企業で有っても「絶対安全」とは言えないのです。

■個人投資家程、ETFやインデックスファンドに投資すべき

ブログ村を見ていて疑問に感じるのは、やたらと個別銘柄の分析や「○○十種」と名付けて、個別銘柄主体のポートフォリオを見せ合うことです。ブロガー本人は良いですが、それに釣られて、読者が同じように個別銘柄を購入し、資産を目減りさせることの方が心配です。

私はIT業界に身を置く者ですが、米国株村で良く目にする、IBM等は将来性の無い株の筆頭です。一時期期待されたワトソンは収益化の目処が立たず、デジタルトランスフォーメーションの波にも乗れず一時強化しようとしていたデジタルマーケティング系ソリューションも手放す方向に有ります。R&DもM&Aも上手くいかない中で、既にメーカーではなくシステムインテグレータのような立ち位置になりつつあり、「競争力の有る収益の柱」が無い中で、高配当をいつまでも維持出来るとは思えません。

以下の二択が有ったとした場合、資産形成に有利なのはどちらだと思いますか?
A) ブロガーやアナリストの意見を参考に個別銘柄を買う
B) ETFやインデックスファンドを保有する
私は間違いなく、Bを選びます。


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2019年1月3日木曜日

アップル株ホルダーとして下方修正に思うこと

PFF太郎です。

私の現在の投資先はPFFとARCCですが、AAPLも保有しています。といっても70株程で有り、取得単価は$70位で有ったため、ここ最近の暴落でも含み益が出ている状態です。皆さんも御存知の通り、アップルが15年振りとなる業績の下方修正をし、市場はアップルショック状態となり、株や為替が大幅に変動しています。

 関連記事
 ・アップル、業績予想を下方修正 中国に要因と

自分自身の備忘録として、今日の暴落で何を感じたかを記録しておきたいと思います。

■アップルでさえ回避出来なかった米中貿易戦争の影響

現時点では、アップルショックという呼び方をされており、ネットでは「アップルはオワコン」、「イノベーションを起こせなくなった」などと批判を浴びています。

この見方は的外れだと思いますし、そもそも下方修正をアップルだけの影響と捉えているようで少々視野の狭いコメントだと思います。

アップルCEOのティム・クック氏は投資家宛の書簡で、今回の下方修正の主な要因として香港や台湾を含む大中華圏の減速で有り、この地域の売上は、全体の20%近くを占めているとしています。

この一文から読み取るべきことは、昨年一時、史上初の1兆ドル企業となったアップルでさえ、「米中経済戦争」の影響を受け始めたというこどす。(もっとも米国がHUAWEIを標的としているため、中国が報復としてアップルの不買運動機運が高まっているといったアップル固有の問題も有りますが)

中国が大きな市場で有ることは、何もアップルに限った話ではなく、今中国で起きつつ有る現象は「米国製品の不買運動」で有り、ブランド力の高いアップルでさえ、その影響を回避することは出来なかったと捉えるべきでしょう。

ネットでは「アップルはオワコン」と揶揄されることが多々ありますが、ではアップル以上にブランド力が有り、下方修正したとはいえ四半期で9兆円の売上を挙げれる会社は他に有りません。

これほどの企業が重要商圏で有る中国で売上を悪化させているのです。他の企業は影響を受けないと考える方が無理が有ります。今月は米国企業の決算発表が多く予定されていますが、米中貿易戦争の影響が決算に影響を与えだすと考えるベキで有り、中国で大きなシェアを持つ米国企業の下方修正が相次ぐ可能性が有ると考えるべきでは無いでしょうか。

そして、それは中国企業にも言えることで有り、経済大国で有る米中両国の噂されていた「経済の失速」が実体化してきたと捉えるべきでしょう。

■アップル株を売却すべきか?

正直、売却しようか悩んでいます。ほんの半年前までは株価は$200を超えており、取得単価より三倍の価格になっていました。「あの時売っていれば…」とは、いつも思います。

その頃は年末には$300になるなんていう記事も有り、アップル含めたGAFA株は株価が1%下がれば押し目買いのチャンス、2%下がれば大暴落と騒がれていました。僅か半年前の話です。

半年前にアップル株がこのような状態になると誰が当時想像出来たでしょうか。株価が下落したとはいえ、今でもPERは13.35倍で有り、収益性が過小評価されているとしか思えません。

今売ったとしても取得価格の2倍で有り、十分な利益を得ることは出来ます。欲をかくわけでは有りませんが、もう暫く様子を見てみようと思います。具体的には来期のQ1決算が発表されるまでは待とうと思います。それまでに$100を切るようなことが有れば売却を考えます。

今季のQ3の決算は下方修正されることは既に折込ずみでしょうし、このままズルズルと何の対策も打たないということも考えにくいですし、通期の決算発表が終わったタイミングなどで、自社株買いの発表や、大型の企業買収等を発表する可能性もゼロで有りません。(アップルはここ数年自社株買いを行っており、年々規模が大きくなっています)

また、トップラインを伸ばすことが出来ないのなら、高配当株へと路線変更することも十分考えられます。正直、今のアップル株主にとって一番期待が有るのは、配当性向を高めることでは無いかと思います。

こういった対策が何もなく、ズルズル下げていくだけなら売るだけです。その見極めが来期のQ1決算発表までがタイムリミットということです。

何れにせよ、今のアッフルは商品戦略や販売戦略は勿論ですが、グロース株から高配当株への転換期待等、様々な変化の間に有るように思います。今時点ではこれらの変化の方向性が明確にならない限り、見守りたいと思います。

■日々の株価を見るのではなく、企業の業績と配当性向に注目する

私が肝に命じていることは、この言葉です。企業の株価は日々のニュースで変動します。最近はAIによるトレードが盛んで有り、何かの拍子でディフェンシブ銘柄とされていたような株でさえ、あり得ない変化をするような投資環境になっています。

このような状況で、日々の株価の推移に翻弄され、株の売買をしていては精神は疲弊しますし、投資ではなく、投機に近い売買になっていくでしょう。それでは資産運用という観点からでは、好ましい投資とは言えないでしょう。

株価は日々変動しますし、今のAIトレードの時代に個別銘柄に10年変わらない価格や、ボックス相場を期待することは不可能でしょう。

そんな中でも「企業の業績」は、積み上げられた実績から構成されるものです。そして、企業が投資家に対してどれだけ還元しようとしているかも、頻繁に変更されるものでも有りません。

企業の業績、配当性向、この2つの観点から見れば、アップルは優良株で有り、売る理由が見当たらないのも事実です。(アップルは配当ではなく、自社株買いにより株価上昇で投資家への還元をここ数年重視しています)

私のこの判断が一年後どうなっているか、生暖かく見守って頂ければと思います。


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