2018年12月23日日曜日

なぜ、PFFを3300万円も購入したか?

こんばんわ、PFF太郎です。

私はPFFを8318株所有しており、取得金額は約3300万円程でした。PFFは配当金が5%を超える高配当ETFとして有名な一方で、日本国内の米国株ブログでは批判的な意見も目にします。特に人気の有る米国株ブロガーの方はPFFを良く思ってない印象が有ります。


■求めたのはボラリティの少なさと、配当の安定

PFFの批判の多くは高配当だが、国債程信頼性が有るわけではないし、下落相場ではつられて下落する。 という意見にまとめられます。私もその通りだと思いました。

しかし、それでも私は自分のポートフォリオの中心をPFFにしようと決めました。理由はPFFの株価のボラリティ(変動幅)が少ないことと、配当が安定して支払われている点です。こちらの図はPFFの過去10年間の株価の推移を表しています。2009年のリーマンショックの時には大きく下落していますが、その後は急速に回復し、ほぼ$35~$40の間で推移しています。そして、勿論リーマンショックの時も配当は止まることなく支払われています。
過去10年間のPFFの株価推移

■人生100年時代に重要なのは安定したキャッシュフローの確保

もし、私が投資の目的を短期間に必要な資金の獲得としていたなら、きっともっとボラリティの大きなハイテク株を所有していたでしょう。あるいはFXや仮想通貨でも良かったかもしれません。

しかし、あくまで私の投資の目的は「人生100年時代」を生きるための資産運用です。大きく儲ける必要も無ければ、大きく損するわけにも行きません。出来るだけ安定してキャッシュフローを排出するキャッシュ生成装置が必要でした。それには、ボラリティの少ないPFFが最適に思えました。

今現在、私の口座には毎月約$1000、年間で約$12000分配金が支払われています。貯蓄時代には得られなかった心のゆとりが金銭面では生まれました。

■安定しているからこそ、多額の資金を投入出来た

実は、最も大きかったのがこの点だと思っています。3300万円は大金です。私の資産の7割を投入することになるのですから、慎重になります。
結局の所、私も含めて殆どの一般人は、暴騰も期待出来るハイテク株のようなボラリティの激しい銘柄には自分の資産の一割程度しか投入出来ない人が殆どなのでは無いでしょうか?

PFFが暴騰も暴落の可能性が低いことはむしろ好都合で、安定した株価の推移で、配当が計画的に得られるという「性格」が、私の背中を押してくれたのでした。

投資系のブログや、ニュースでは「過去の成長銘柄の推移」を例えに出して「あの時にこの株に投資していたら」と煽ります。しかし、殆どの人間にはアマゾンやアップルの株を20年前に取得し、今まで売らずに持ち続けることは難しいでしょうし、20年前にアマゾンやアップルの株に全財産を投入出来るような人は、存在しないのです。

プロでは無い、一個人が資産の過半数を投入するには「安定」こそ、重要な条件なのだ、と私は考えます。

結果として、今は金利上昇も有り、PFFの株価は下落中ですが、配当は安定して毎月支払われています。個別の高配当銘柄と異なり、ETFのため突然無配転落するリスクも低いでしょう。

■PFFの株価がリーマンショック時並に暴落する可能性も

しかし、投資に絶対は有りません。急激な暴落によって、PFFの株価が10分の1になる可能性もゼロでは有りません。そうなった時にも配当が支払われている限り、私はPFFを売ることは無いでしょう。今現在PFFの株価は下落真っ最中ですが、このブログを通じて資産推移を報告していきますので、生暖かく見守って頂ければと思います。

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