2018年12月25日火曜日

含み損350万円。それでもPFFを保有して良かったと思うこと

PFF太郎です。

連日の株価暴落で私が保有しているPFFも大幅に下落しています。といっても購入時から10%程の下落なのですが、ボラリティが少ないETFだったので平常時と比べればかなり値下がりしています。お蔭で私のPFFの含み損は350万円になっています。

■PFFを買って良かったと思うこと

自分を励ます…わけではないですが、PFFを買って良かったなと思うことが有るので、紹介したいと思います。

・毎月分配金が貰える

 PFFは毎月分配金が貰えます。裏を返せばそれだけ税金の支出も多くなるので、この点を嫌気されることが多いのですが、私は毎月分配金を貰える点が良かったと思っています。
 私は40代でまだ年金暮らしでは無いですし、給与収入も有るので毎月分配金を受け取る必要は有りません。しかし、毎月分配金を貰えることで、強制的に「利確」されているようなものでは無いか?と考えています。

 私はAAPLも70株程持っているのですが、これは2014年頃に買い一時は買値の三倍にまで到達していました。しかし、右肩上がりの株って持っていればまだまだ上がるんじゃないか?という期待が持ち上がり、結果「売れずに」売り時を逃してしまうのです。AAPLは今では$150を切り、損こそしていませんが、含み益は大幅に減少することになりました。

 配当金の少ないグロース株や、ETFの場合は「永久保持」。そう頑なに信じていると、売り時を失い、最悪含み損になるリスクも有ります。右肩上がりの相場の時には、こういった株は誰でも儲けることが出来ますが、「利確」していなければ「利益」では有りません。「あの時売ってれば100万儲けた」と武勇伝のように語る人は大勢いますが、「利確」していなければ意味が無いのです。株は「利確」することも「損切り」することも実はとても難しいのです。

 その点、毎月分配型のPFFの場合は、何も考えなくても毎月必ず分配金が有ります。当たり前と言えば、当たり前なのですが、「利確」「損切り」の判断をしなくても、毎月約$1000振り込まれ、着実に資金が上積みされていくのは、私のような放置プレイがしたいサラリーマン投資家には、ピッタリなのです。

・再配当計画が建てやすい

 毎月分配金が貰えるメリットの応用になるのですが、毎月分配金が有るので、最近の下落相場のタイミングでも、定期的に再配当を行えます。これが四半期に一度や半期に一度の配当だったとした場合には、配当を受けとるタイミング次第では、底を打った後になっているかもしれません。

 毎月分配金を受け取れることで、毎月再配当することも、ある程度貯めてから「底」と思ったタイミングで、まとめて再投資することも出来ます。

・分配金(配当金)停止のリスクが少ない

 高配当銘柄と異なり、PFFはETFのため、複数の銘柄から構成されています。そのため、特定の株が無配当に陥るような事態になったとしても、他の株がカバーしてくれることが期待出来ます。

 高配当銘柄には長期間増配し続けた配当貴族と呼ばれるような株も有りますが、配当をだすことは義務でも何でも無いので、業績が悪くなれば減配されるリスクがつきまといます。また、JNJのように真意の定かではない情報によって、ある日突然株価が下落するリスクも存在します。

 個別の高配当銘柄を複数持つより、ETFを所有した方が安心感が違うと思うのは私だけでしょうか?個人的にはいつ減配されるかもわからない、高配当銘柄を複数所有している人達は何故ETFを買わないのか疑問に感じています。

・流動性が高い

 メジャーなETFで有るため出来高も安定しています。マイナーな株だとある程度まとまった株数の売買が成立しないことも有りますが、PFFは8000株程度の取引で有れば、瞬時に成立します。なので利率の良い銀行感覚で貯蓄をPFF化しておき、必要な時に、必要な量を売買することが可能です。

 以外と見過ごされがちな点ですが、数千万の資金で株を買うと、中には中々希望数が買えない銘柄や、売ろうとした時に部分的にしか売れないような株も存在します。こういった流動性の低い銘柄に多額の資金を投入してしまうと、いざという時に換金出来ないリスクが発生します。

■PFFはほったらかしにしたい人に向いている

 私はサラリーマンのため、平日日中帯は相場をチェックするわけにはいきません。仕事中も株のことが頭を離れないようでは、サラリーマンの業務に支障が生まれ、結果自分の評価を下げることになれば、サラリーマンの給与が減少するリスクが有ります。

 PFFは一度購入しておけば、平常時の値動きは個別銘柄と比較すれば穏やかですし、分配金も比較的安定しています。また出来高も多く流動性も高いので、換金性も高く、銀行に預金する感覚で保有出来ます。

 米国株ブロガーの間では、リターンが低いということで毛嫌いされることも多いPFFですが、私のように株に全力投球出来ないような人には、メリットと成り得る部分も有るのでは無いでしょうか。

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